
不動産購入の流れ
Step 1|購入相談・資金計画の立案
まずは、ご希望条件を明確にするところからスタートします。
▸ 希望条件の整理ポイント:
エリア:沿線、駅からの距離、地域
時期:ご購入希望時期(例:202X年○月頃)
物件種別:新築戸建・中古戸建・マンション・土地
広さ:土地面積・建物面積・専有面積
間取り:ご希望の部屋数・配置
ご予算:物件価格、自己資金、月々の返済額、親族からの支援有無
その他条件:ペット可、駐車場付き、楽器演奏可能など
▸ 資金計画の重要性
不動産の購入には物件価格のほか、様々な諸費用が発生します。
目安として物件価格の7〜10%程度が必要となります。
▸ 主な諸費用(例):
各種税金(印紙税、登録免許税、不動産取得税 等)
仲介手数料(例:物件価格の3.3%+6.6万円)
ローン関連費用(保証料、事務手数料、団信保険料 等)
司法書士報酬・登記費用
火災保険・地震保険
清算金(固定資産税・管理費・共益費 等)
その他、引越し費用や家具・リフォーム費用も考慮しましょう。

Step 2|物件紹介・見学・購入申込
▸ 物件見学の流れ
気になる物件が見つかったら、営業担当が売主と日程調整のうえ、現地案内を行います。
▸ 見学時の確認ポイント:
建物の設備・間取り・収納力
陽当たり・風通し・騒音
周辺環境(スーパー、学校、公園など)
交通アクセス(駅・バス、通勤時間)
▸ 購入申込のタイミング
購入を希望される場合、書面にて購入の意思を表明します。
購入申込書の記載内容:
希望購入価格
融資の利用予定と金額
支払い条件(手付金・内金・残代金)
契約・決済・引渡し予定日
特記事項(実測精算の有無など)
Step 3|売買契約の締結準備
ご契約前には、条件の最終確認と必要書類・資金の準備を行います。
▸ 売買契約時に必要なもの:
手付金(現金または預金小切手)
印紙代(契約金額に応じて)
仲介手数料の半額
印鑑(実印)と本人確認書類(運転免許証など)
▸ 注意事項:
出資者やローン利用者が本人以外の場合は、共有名義の検討が必要です。
代理契約の場合、委任状や印鑑証明書等が必要となります。

Step 4|住宅ローンの申請・契約
住宅ローンの選定と申込を行います。
▸ 主な住宅ローンの種類:
民間金融機関(銀行ローン)
フラット35(住宅金融支援機構)
公的融資(自治体など)
▸ 住宅ローン申込時の必要書類:
住民票(世帯全員分)
本人確認資料(運転免許証等)
収入証明(源泉徴収票・確定申告書)
売買契約書
実印・印鑑証明書 等
※金融機関により異なりますので、詳細は担当者へご確認ください。
Step 5|残代金決済・引渡し・ご入居
いよいよ物件の引渡しと所有権の移転手続きです。
▸ 引渡し前の確認
「物件状況報告書」「設備表」の記載内容と現況確認
隣地境界(戸建・土地)の確認
▸ 決済日に必要なもの:
印鑑証明書、住民票、本人確認書類
残代金(自己資金)、各種清算金
登記費用、仲介手数料(残金)
実印、銀行印、通帳
※共有名義者が来店できない場合、事前に司法書士確認が必要です。
▸ 決済当日の流れ:
所有権移転登記手続き(司法書士に書類提出)
残代金の支払いと各種費用の精算
不動産の引渡し(鍵・書類の受領)
「不動産引渡確認証」への署名・捺印
▸ 登記識別情報通知
登記完了後、司法書士より通知書が届きます。大切に保管してください。
